【防災に役立つサイトと使い方まとめ】キキクル・重ねるハザードマップなど

防災対策全般
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防災の情報はNHKや気象庁など、色々なところから提供されるけど、主体的に情報を取りに行く場合はどのサイトがオススメなの?

防災や災害に関する情報は色々な機関から提供されています。例えば、国土交通省、気象庁、NHK、Yahoo!JAPANなどが代表的です。サイトが乱立すると、どのサイトを見れば良いのかわからないという問題が発生します。

そのため、この記事では、オススメのサイトと、それぞれのサイトの使い方について、これまで書いた記事の重要なポイントを抜粋しながら総合的な情報をお伝えします。します。

災害時の情報収集方法

出典:水害時における避難・応急対策の今後の在り方について(報告)(内閣府)

まず最初に、読者のみなさまは防災や災害に関する情報を何から得ていますでしょうか。上のグラフは、平成27年9月に発生した関東・東北豪雨災害による鬼怒川の氾濫の時のアンケート調査結果であり、これを見ると川の水位が上がったことの情報入手手段としては、「特に得ていない」と「川の様子を直接見に行った」に次いで「テレビ」が多い結果となっています。

一方で、実際に避難をする時に重要なのは、「どの川が氾濫すると自宅が浸水するのか」「その川の水位はどんな状況か」「自分の住む地域に避難指示等が出ているか」といったローカルな情報です。これらの情報を得る手段として、テレビ放送は不適です

当然のことではありますが、テレビの災害報道で”あなた”だけに特化した情報を提供してくれることはありません。”あなた”に特化した情報は、あなた自身で探しに行くしかありません。避難は受け身ではなく、自ら行動することが何よりも大切です。洪水時の情報手段としてテレビをオススメできない理由は、受け身の情報になるからです。

では、防災や災害に関する最良の情報収集手段は何かというと、”あなた”に特化したローカルな情報を正確かつリアルタイムに取得できる手段です。それは結局、以下で紹介するサイトなどにより、情報の出し手から、直接情報を得ることです。

防災に役立つサイトと使い方

具体的に防災に役立つサイトの特徴と使い方を解説していきます。

サイト名提供機関リスクのある場所を把握
(浸水想定区域の確認等)
災害の危険度を把握
(河川水位の上昇等)
ハザードマップポータルサイト国土地理院×
キキクル気象庁
(土砂災害・浸水・洪水)

(土砂災害・浸水・洪水)

ハザードマップポータルサイト~危険な地域を簡単に確認~

ハザードマップポータルサイト
国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。

ハザードマップポータルサイトは、国土地理院が提供しているサイトで、災害のリスクのある土地を把握することができます。

出典:ハザードマップポータルサイト(国土交通省)

例えば上の図は、伊勢湾の津波による浸水リスクを表示しています。この様に、地図上にシームレスで浸水が想定される区域などを表示することができるため、災害の危険性が高い場所の把握を容易に行うことができます。具体的な使い方や留意点については以下の記事で紹介していますので、興味のある人はこちらの記事も併せてご覧ください。

キキクル~大雨による洪水や土砂災害などの危険度を把握~

気象庁 | キキクル(危険度分布)
土砂災害、浸水害、洪水災害からあなたやご家族の命を守るための情報「キキクル(危険度分布)」のページです。大雨警報、洪水警報、土砂災害警戒情報等が発表されたときに、実際にどこで危険度が高まっているかを地図上で一目で確認することができます。

キキクルは気象庁が提供するサイトで、災害のリスクのある土地と主に災害の危険度の両方を把握することができます。ちなみに、このサイトで確認できるのは土砂災害や浸水害、洪水害の3種類であり、高潮や津波は確認できません。

出典:キキクル(気象庁)のページ

上図はキキクルで洪水害の危険度を表示した時の画面です。ピンクや黄色で着色されている箇所は浸水が予想される地域です。また、河川の色は洪水発生の危険度を示しています。上図では全ての河川が水色(危険性なし)となっていますが、大雨が降ると黄色→赤色→紫色と変化していき、河川毎の危険度を知ることができます。具体的な使い方については以下の記事で紹介していますので、興味のある人はこちらの記事も併せてご覧ください。

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