キキクル(気象庁)の使い方~大雨による災害発生の危険度の高まりを地図上で確認~

風水害対策
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大雨で近くの河川の氾濫や土砂災害が発生しそうな時、どのサイトを見れば危険度が把握できるのかな、、、?

テレビは全体的な情報だけなので、自分の家の近くの危険度を把握できない、、、自分の家の近くの危険度を把握するには何を見れば良いんだろう、、、

この記事では、大雨による災害の危険度の高まりを地図上で確認できる「キキクル」というサイトを紹介します。この「キキクル」は非常に優秀で、大雨による洪水や内水氾濫、土砂災害の危険度の高まりは、このサイトを見れば一目で確認できます。

気象庁 | キキクル(危険度分布)
土砂災害、浸水害、洪水災害からあなたやご家族の命を守るための情報「キキクル(危険度分布)」のページです。大雨警報、洪水警報、土砂災害警戒情報等が発表されたときに、実際にどこで危険度が高まっているかを地図上で一目で確認することができます。
この記事を読んでわかること
  • 大雨による災害発生の危険度の高まりを地図上で確認できる「キキクル」の概要
  • 「キキクル」の使い方と危険度の高まりの把握の方法

「キキクル」とは?

「キキクル」は気象庁が提供しているサイトで、大雨による災害の危険度を教えてくれる便利なサイトです。

大雨による災害の種類

大雨による災害って、具体的に何があるの?

大雨による災害とは具体的に、洪水(河川氾濫等)、浸水害(内水氾濫)、土砂災害があります。それぞれの自然災害の特徴は以下の記事でまとめていますので、ご存じない方はこちらの記事も併せてご覧ください。

「キキクル」を使うメリット

災害の危険度の高まりについては、自治体から避難指示といった情報が発令されるから、それを確認すれば良いのでは?あえてこのサイトを使うメリットは?

自治体が発令する避難指示は、気象庁や国土交通省などが公表している雨の情報や水位情報などを基にしています。つまり、気象庁や国土交通省が出している情報は一次情報で、自治体が発令する避難指示等は二次情報ということになります。さらにその避難指示等を報道するマスコミの情報は三次情報となります。

災害からの避難は一刻を争うものです。可能な限り「キキクル」などで一次情報を入手しておき、危険度をいち早く確認することが何よりも重要です。

「キキクル」でわかること&使い方

キキクルを使うことの重要性はわかった。でも、キキクルでは具体的に何を知ることができるの?

次に、キキクルで知ることができる情報と、キキクルの使い方について解説をします。

洪水害(河川氾濫)

出典:キキクル(気象庁)のページ

キキクルのページを表示し、上図の通り画面右上にある「洪水害」と「洪水浸水想定区域」のアイコンを両方選択して下さい。

洪水害のアイコン河川毎の危険度が紫や赤などで着色されます。
洪水浸水想定区域のアイコン洪水により浸水が想定されている範囲が黄色やピンク色などで着色されます。

画面右下の凡例の通り、青色は危険度に関する発表が行政から行われていないことを示しており、黄色、赤色、薄紫、紫、黒となるに従い、危険度が上がっていきます。一般的に、赤色が避難指示相当となります。この記事を書いた時は、大雨が降っておらず、全て水色となっていました、、、

河川によって太い線と、細い線に分かれているけど、これは何が違うの?

太い線:指定河川洪水予報

規模の大きい河川は、もし氾濫してしまうと被害が甚大になることから、国や都道府県が河川水位の数時間先の予測を厳密に行っています(この予測を「指定河川洪水予報」といいます)。太い線はその対象河川を示しています。河川水位の予測にあたっては、河道断面や貯留施設等の整備・運用状況などの様々な要素を考慮してシミュレーションを行っていますので、確度の高い予測となっています。

細い線:危険度分布

規模がそれほど大きくない河川は、規模の大きい河川のような厳密な河川水位の予測は行っていませんが、簡易的な方法で数時間先の危険度を把握する計算を気象庁で行っています。その計算結果が、細い線で表示されています。なお、この気象庁の計算では、考慮されていない要素(貯留施設等)が存在すること、水位の実況値による実況補正が行われていないことに留意が必要です。それにより、水位上昇の見込みの確度は低くなることを知っておきましょう。

洪水浸水想定区域のエリアに居住している人は、キキクルの着色(指定河川洪水予報や危険度分布)を確認し、黄色や赤になったら避難を検討するようにしましょう。

浸水害(内水氾濫)

出典:キキクル(気象庁)のページ

キキクルのページを表示し、上図の通り画面右上にある「浸水害」のアイコンを選択して下さい。画面右下の凡例の通り、白色は危険度に関する発表が行われていないことを示しており、黄色、赤色、薄紫、紫、黒となるに従い、危険度が上がっていきます。この記事を書いた時は、大雨が降っておらず、全国で白色となっていました、、、

低地などの浸水害が懸念される地域に居住している人は、キキクルの着色を確認し、黄色や赤になったら避難を検討するようにしましょう。

土砂災害

出典:キキクル(気象庁)のページ

キキクルのページを表示し、上図の通り画面右上にある「土砂災害」と「土砂災害警戒区域等」のアイコンを両方選択して下さい。

土砂災害のアイコン土砂災害の危険性が高い地域が黄色や赤、紫などで着色されます。
土砂災害警戒区域等のアイコン土砂災害の発生が想定されている範囲が黄土色で着色されます。

画面右下の凡例の通り、白色は危険度に関する発表が行政から行われていないことを示しており、黄色、赤色、薄紫、紫となるに従い、危険度が上がっていきます。一般的に、赤色が避難指示相当となります。

土砂災害警戒区域等(黄土色着色部)のエリアに居住している人は、キキクルの着色(土砂災害の危険度)を確認し、黄色や赤になったら避難を検討するようにしましょう。

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